【第1回】「ピロリ菌」って聞いたことありますか?

胃の中は強い酸性の環境であり、細菌は生きていけないと長い間考えられていましたが、
35年ほど前に「ピロリ菌」が胃に住んでいることがわかりました。

「ピロリ菌」がいると、胃に炎症が起こり、傷がついてしまいます。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍を繰り返すのはピロリ菌の影響です。

また、ピロリ菌のせいで胃に炎症が続いた結果、胃に生じた変化が胃がんの原因になることが分かりました。「ピロリ菌」を退治すると、胃・十二指腸潰瘍が治療できるだけでなく、胃がんを予防することもできるのです。

「ピロリ菌」は、菌に対する抵抗力がまだ十分でない幼児期に感染します。
上下水道の整っていない環境下で育った50歳以上の方での感染率は70%と高いのですが、現在の10代の方では10%を切るほどに減ってきています。

胃の変化が少ないほど胃がんを予防する効果が高いので、早いうちに「ピロリ菌」がいるかどうか調べて、退治するための除菌治療を受けていただきたいと思います。

胃がんは日本人の死亡原因のなかで肺がん、大腸がんに次いで3番目であり、予防方法が分かっている数少ないがんのひとつです。

ぜひ、「ピロリ菌」検査についてご相談ください。