横浜中華街、ここが美味い!上海料理編

横浜中華街ここが美味い!第3回は、上海料理です。

上海料理で真っ先に思い出されるのは上海蟹でしょう。
しかし、中国料理の中でも上海料理の特徴や上海蟹以外の代表料理をしっかり語れる方は少ないのではないでしょうか。

いったい、上海料理とはいかなる料理なのか?

それを理解するために、今回も上海の地理と歴史の話から入りたいと思います。
まず場所ですが上海は長江(揚子江)河口に位置しています(図1)。
1840年のアヘン戦争が終わると租界(外国人居留地)時代に入り、国際都市として発展しました。
現在の上海市の人口は2012年時点で2400万人、北京を超えて中国第1位の巨大国際都市になりました(図2)。

(写真1)中国における上海の位置(赤いエリア)(Wikipediaより)
(写真2)巨大国際都市上海市(Wikipediaより)

上海料理は、古くから江蘇省の料理の影響を受けて、酒、酒かす、醤油、黒酢、砂糖などを多く使うため甘く濃厚な味付けが特徴でした。

また、海や長江に近いため、海鮮や淡水産の食材を多用してきました。その後の国際化とともに、料理もロシア料理やフランス料理の影響を受けたと言われています。

このように西洋料理の影響を強く受けた上海料理は、近年、新しい中国料理として「ヌーベルシノワ」と呼ばれることもあります。

代表料理は真っ先に上海蟹(写真3)をあげられる方が多いと思います。

紹興酒漬けにしたものも蒸したものも本当においしいのですが、日本で食べられる時期は10月~11月に限られています。

その他の代表的料理は、小籠包(写真4)、生箭饅頭(焼き小籠包)、抄鰻魚(うなぎの油炒め)、八宝菜などです。

(写真3)上海蟹(Wikipediaより)
(写真4)小籠包(馬さんの店龍仙)

それでは、横浜中華街の上海料理の美味い店をあげてみたいと思います。

中華街で上海料理の代表店は、料理だけでなく内装や調度品などから1920年代の上海租界時代の雰囲気も味わえる状元樓でしょう。 三和樓も昭和37年創業の歴史ある上海料理店です。本館の他に新館、別館も持つ四五六菜館も人気店です。

その他、初めての方にはちょっと入りにくいお店が多いのも横浜中華街上海料理店の特徴ではないでしょうか。 馬さんの店龍仙桃源頓はまだしも、極めつけの入りにくさを誇るのは上海飯店ではないでしょうか。

ドアが閉まらない、冷蔵庫が傾いてるなど挙げたらきりがないのですが味は一級品です。
店主のご機嫌のいい日は、トークも楽しめますよ。まあ、行っていただければわかります。
それらのお店では、締めの麺を食べるのがいいかもしれません。
ちなみに上海料理の代表的な麺は、上海炒麺(上海焼きそば)ですよ。

(写真5)上海炒麺(上海飯店)