モートン病

症状

モートン(Morton)病は、足趾の付け根から先端にかけての痛み、しびれなどの症状を呈する疾患です。症状は第3-4足趾間に起こることが多いですが、第2-3足趾間、第4-5足趾間に起こる場合もあります。

原因

ハイヒールの常用などつま先立ちを長時間行うと発症しやすくなります。
病態:足趾の付け根の関節でつま先立ちをすると、足趾の感覚を伝える神経が付け根の関節で骨と骨をつないでいる靭帯(深横中足靭帯といいます)に圧迫されます(図1)。
この状態が長く続くと、神経が腫れて神経腫という状態になります。
このようになると、神経が支配している足趾に強い痛みを感じるようになります。

(図1)深横中速靭帯に圧迫を受ける足趾の神経(赤い線)(日本整形外科学会 症状・病気をしらべるより)

診断

特徴的な症状より本疾患が疑われたら、X線検査、超音波検査、MRIなどを行って診断を確定しますが、超音波検査は通常の手技では診断できないことが多く、特殊な手技を使って初めて描出できる場合があります(図2)。

(図2)モートン病の画像

治療

まず保存的治療を行い、無効例には手術を行います。

保存的治療:ハイヒールの禁止、鎮痛剤、足底板使用、運動療法、ブロック注射など
手術療法:神経切除術(腫大した神経を切除します)または神経剥離術(圧迫された神経を解放します)を行いますが、平石1)らの報告によれば、いずれの方法でも手術成績は良好です。

1)平石英一他:Morton病の診断と治療. 別冊整形外科 74:185-189,2018

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