骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症による骨折は、家の中での転倒など、ちょっとしたはずみでも起こります。
特に骨折しやすいところが、背骨(脊椎椎体骨折)、肩(上腕骨近位部骨折)、手首(橈骨遠位端骨折)、ももの付け根(大腿骨近位部骨折)です。
背骨に骨折が起こると背部痛や腰痛が生じ、複数の脊椎椎体骨折が起こると背骨の変形のために背中が丸くなったり身長が縮んだりします(写真1)。

写真1 複数の椎体骨折(丸印)のために丸くなった背骨
また、大腿骨近位部骨折(写真2)が起こると歩くことができなくなります。

写真2 大腿骨近位部骨折(○が骨折側です)

手術を受けて一時的に歩行可能となっても、その後寝たきりになったり、認知症が進行してしまったりして生命予後を悪くする場合もあります。
こうした骨折を予防するためには、骨粗鬆症に対する治療がとても大切です。

適度な運動をして転ばないような筋力やバランス能力を維持すること、カルシウム、ビタミンD、タンパク質などの摂取ができるような食事をとること、禁煙、アルコール摂取を控えること、ビタミンDを増やすために日光浴をすることなどが大切です。

また、骨粗鬆症は骨折を起こさなければ自覚症状がないので、高齢の方は1年に1度は骨密度検査を受けて、もし骨粗鬆症と診断されたならば早めに薬による治療(飲み薬や注射などいろいろな薬があります)を開始することをお勧めします。

既に骨折を経験した患者さんや極端に骨密度の低い患者さんには、骨形成促進剤(新しく骨を作る薬)による治療を強くお勧めいたします。
当クリニックでは、信頼度の高い骨密度測定(DXA法)が可能ですので、ご心配な方は是非お申し出ください。

リハビリに関しましては、お電話もしくは直接ご来院時のご予約のみ受け付けております。